「海の完全食品」とも言われるカキには、たっぷり含まれたグリコーゲンや コハク酸、それに甘みのあるアミノ酸の一種のグリシンが豊富に含まれています。 栄養成分は、生カキ100gには、1日に必要なたんぱく質の3分の2、カルシウムが3分の1、鉄分は1日必要量の4倍にもなります。 ほかにもビタミンB1、B2、B3、Cなど、現代人に必要な栄養素を含んでいるアルカリ性食品なのです。
豊富な栄養素のおかげで、眼精疲労や精力回復、貧血、肝炎、糖尿病、婦人病、高血圧、アレルギー、神経痛などにも効果があると言われているのが、カキなのです。
カキの見分け方は、粒が揃っていて、貝柱が身から離れず半透明、身がふっくらとしていて光沢と弾力のあるものを選びましょう。
カキのむき身はザルにいれ、塩を振り、軽く振り洗いします。大根おろしを水に入れて洗うと、身が白くきれいになります。洗ったら水気をよく切りましょう。
殻ごと少し蒸し、ナイフの刃が通るくらいに開いたら、貝柱を切る。生の場合は、殻の端の柔らかいブ部を切り取り、切り口についた貝ガラを洗ってから、ナイフの刃を入れて貝柱を切る。
ほたて貝は、半開きになった殻を押してみて、パクッと殻を閉じて反応するものが生きている証拠。新鮮なうちに冷凍したものは生で食べられます。
貝の平らなほうを下にして左手の手のひらにのせ、殻の間を殻むき器を差し込みます。
殻むき器がなければ洋食用ナイフやバターナイフでもOK。
平らなほうの殻に沿って小刻みに器具を動かします。
(貝柱を離す)
貝柱と殻が離れて自然に口が開きます。
中身を取り出し、肝臓、すい臓、胃の働きをしている黒い中腸腺(ウロ)をのぞきます。